大谷翔平、オープン戦初マルチ4戦連続安打 打率・417 逆方向へ2本の快打

 「オープン戦、ドジャース-レンジャーズ」(6日、グレンデール)

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・指名打者」で2試合ぶりに出場し、4打数2安打。オープン戦初マルチを記録した。

 4日のレッズ戦以来となる試合は初回の打席で左翼線二塁打。17年から19年までヤクルトで通算20勝を残したブキャナンに対し、カウント2-1から内角低めチェンジアップを空振りして追い込まれたが、外角145キロカットボールを鋭く振り抜き、二塁を陥れた。連続安打試合を4に伸ばした。

 三回の打席はマイナー右腕に左飛に抑えられた。初球、内角低めのボールになるスライダーを空振りし、ボール、見逃しストライクで追い込まれる。4球目、ボールになる内角156キロ直球に詰まらされた。五回の打席は二ゴロだった。

 2つ目の快音は六回だ。6番手左腕ペニントンに対し、初球をファウルにした後、ほぼ真ん中への146キロシンカーを左前へ運んだ。一塁へ到達すると、代走を送られ、スタンドからの拍手を受けてベンチに下がった。

 大谷はここまで4試合に出場し、打率・417(12打数5安打)。昨年11月に関節唇修復手術を受けた左肩の痛み再発を防止するため、今キャンプでは滑り込んだ時に左手を地面に突かないフォームの習得を目指している。試合に出場しなかった前日には左手を背中に置く練習を繰り返すなど、11日後に迫った東京開幕戦に向けて課題に取り組んでいる。

 試合前には練習フィールドで3日連続となるキャッチボールを行った。前日と前々日は練習を一時中断して首や背中を気にする仕草を見せたが、この日は問題なし。昨秋に手術を受けた左足と左膝のリハビリメニューを実践しているカーショーと並んでボールを投げ続けた。

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