ドジャース、分割後払いは8選手合計1500億円超 支払いピークは2038、39年の150億円 MLBコミッショナーは補強方針を称賛 米報道
AP通信電子版は25日(日本時間26日)、ドジャースの分割後払いに関する記事を掲載。23年オフに10年契約で合意した大谷翔平投手ら8選手に対し、2028年から46年まで合計10億5100万ドル(約1576億5000万円)の給与を支払う義務があり、最高支払額は38、39年の1億95万ドル(約151億4000万円)だと伝えた。
ドジャースは大谷との契約が満了した後の34年から43年に6億8000万ドル(約102億円)を分割で支払うことで合意。大谷の前に長期契約を結んだムーキー・ベッツ(33年から44年まで1億1500万ドル=約172億5000万円)、フレディ・フリーマン(28年から40年まで5700万ドル=約85億5000万円)両内野手、ウィル・スミス捕手(34年から43年まで5000万ドル=約75億円)にも契約満了後に年俸の一部が繰り越し給与として口座に振り込まれる。
チームの補強方針は昨オフも継続。複数年で再契約したトミー・エドマン内野手(37年から44年まで2500万ドル=約37億5000万円)とテオスカー・ヘルナンデス外野手(30年から39年に2350万ドル=約35億2500万円)、FAで獲得したブレーク・スネル(35年から46年に6600万ドル=約99億円)、タナー・スコット(35年から46年まで2100万ドル=約31億5000万円)両投手とも分割後払いで合意している。
AP通信は、米大リーグ機構(MLB)が21年6月の労使交渉で分割後払いの慣例をなくすことを提案したが、選手会が拒否した経緯を説明。MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が先週の会見でドジャースの補強策について「常に現行ルールの範囲内で可能な最高のチームを作るために全力を尽くしており、これは野球にとって素晴らしいことだ。このような競争の精神を人々が見たがっているのです」と賛辞を送ったことを伝えた。





