大谷翔平「独占」打撃練習に300人熱視線 初の実戦形式で安打性2本
「ドジャース春季キャンプ」(23日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が今キャンプ初めて実戦形式の打撃練習に臨み、ファンの目をくぎ付けにした。ネット裏に約300人が陣取って見守る中、2セットで計18スイングし、安打性の当たりを2本マーク。昨年11月に左肩を手術して以降、初めて投手の生きた球を打つとあって差し込まれる場面もあったが、ロバーツ監督は「力強い打球も見られて良かった」と目を細めた。
通常の野手組の打撃練習とは別に、大谷のためだけに設定された投手との対戦機会だった。20歳のマイナーの右投手を相手に、バットを折られるなど打球がなかなか前に飛ばなかったが、徐々に適応した。2セット目は右翼方向に痛烈な当たりがあり、最後もライナーで右前にはじき返した。
前日には3度目のブルペンに入り、カットボールを解禁した。傾斜から投球した翌日はこれまで休養や軽めの調整が続いていたが、今回は屋外での「独占」打撃練習を敢行。投打とも着実にギアを上げつつある。
今週末には指名打者でオープン戦出場が想定される。監督も「彼は終わった後に『いい感じだ』と言っていた」と満足げで、調整計画に狂いはなさそうだ。





