小笠原慎之介 ナショナルズと契約「メジャーのマウンドに早く立てるように」 2年5・5億円、背番号「16」

 米大リーグのナショナルズは24日(日本時間25日)、中日からポスティングシステムで大リーグ入りを目指していた小笠原慎之介投手(27)と2年契約を結んだ。背番号は16。既にメジャー40人枠に登録された。AP通信によると総額350万ドル(約5億5000万円)で、今季年俸は150万ドル(約2億4000万円)、2年目は200万ドル(約3億1000万円)。中日への譲渡金は70万ドル(約1億1000万円)とみられる。(金額は推定)

 交渉期限だった米東部時間24日午後5時(日本時間25日午前7時)の3時間前、ナショナルズ公式Xが小笠原の獲得を伝えた。左腕は「幼い頃からの夢だったメジャー挑戦を実現できました。まだスタートラインに立った段階です。これからメジャーのマウンドに早く立てるように頑張ります」とコメントした。

 中日からポスティングによる米移籍は、03年の大塚晶則(現巡回投手・育成コーチ)以来、2人目。ナショナルズは昨季71勝91敗でナ・リーグ東地区4位。2019年にワールドシリーズを制覇後は低迷が続いており、小笠原には投手陣底上げの役割が期待される。

 ◆小笠原 慎之介(おがさわら・しんのすけ)1997年10月8日生まれ、27歳。神奈川県出身。神奈川・東海大相模高時代の15年に夏の甲子園大会で優勝。16年にドラフト1位で中日に入団し、22年に自身初の2桁となる10勝をマークした。昨季は24試合に登板し5勝11敗、防御率3・12。通算成績は161試合で46勝65敗、防御率3・62。180センチ、93キロ。左投げ左打ち。

 ◆ワシントン・ナショナルズ 1969年にカナダに本拠地を置くモントリオール・エクスポズとして誕生。2005年に米国の首都ワシントンに移転し、現在のチーム名に変更した。19年に地区2位からポストシーズンを勝ち上がり、初出場のワールドシリーズを制覇したが、以降は低迷。エクスポズ時代を含め、日本選手は伊良部秀輝や吉井理人、大家友和が所属した。本拠地球場は08年開場のナショナルズ・パーク。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス