米プロバスケットボールＮＢＡのレーカーズに所属する八村塁は、イチローさんが日本選手で初めて米国野球殿堂入りを果たしたことに「小さい頃に野球を始めた時はイチローさんのことを見ていたし、すごく尊敬している。偉大な選手だといつも思っている。素晴らしい」と祝福した。

　名前の塁は野球に由来する。元野球少年の八村はイチローさんに憧れ、打席に立った時の弓を引くようなポーズをまねしていたという。「野球に対する姿勢とか、そういう細かいところ。ルーティンとか、プロフェッショナリズムとか、そういうところがすごい」と話した。

　２０１９年に日本選手で初めてＮＢＡドラフト１巡目指名を受けた際、イチローさんがメディアを通じ「ゼロから１というのは大変なんですよ。１人目というのは常に困難が伴うけど、障害を乗り越えていってほしい」などと励ましの言葉を贈ってくれたことに感謝する。「偉大な選手からそうやって声をかけられたこともすごくうれしいし、僕ももっと頑張っていきたい」と気持ちを新たにした。（共同）