パドレス編成本部長 佐々木朗希獲得失敗も「欲しいのはここでプレーしたい選手」疑惑の声にはコメント避ける 米報道
ダルビッシュ有、松井裕樹両投手が所属するパドレスの地元紙「サンディエゴ・ユニオントリビューン」が17日(日本時間18日)付の電子版でロッテ・佐々木朗希投手を獲得できなかった同球団のAJ・プレラー編成本部長の談話を報じた。
ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指した佐々木は17日に自身のインスタグラムでドジャース入団を決断したことを発表。同紙によると、同じナ・リーグ西地区の最大のライバルに23歳右腕を奪われた結果にプレラー氏は「私はこのグループをとても誇りに思っている。本当に完璧な仕事だった」と、獲得に尽力した球団スタッフにねぎらいの言葉を贈ったという。
ドジャース、ブルージェイズとともに最終候補の3球団に残っていたと言われているパドレスだが、同紙は「佐々木がドジャースとほぼ合意しているという憶測が1年以上前からあった。その問題はMLBが調査するほどまで広がっていた」と記述。同編成本部長はそれらの可能性についてはコメントを避け、「最終的に私たちが欲しい選手はここでプレーしたい選手です。前を向いて本当に才能あるロスターを作っていきたい」と、さらなるチーム強化を目指していくことを宣言した。
パドレスはロサンゼルスと同じ西海岸、カリフォルニア南部のサンディエゴを本拠とし、ドジャースとともに佐々木の移籍先有力候補に挙がっていた。先発陣には23年WBCで世界一の喜びを分かち合ったダルビッシュのほか、昨季チーム最多14勝のシース、リリーフから先発に転向して13勝を挙げたキング、右肘手術からの復帰を目指すマスグローブら、好投手がそろっている。打線はマチャド、タティース、メリルといったメジャーを代表する好打者が中軸を座り、直近5年で3度のプレーオフ進出。「打倒ドジャース」を目標に掲げている。





