水原元通訳 賭博胴元に「LOL」頻発の狂気、生々しすぎるメール 笑っている場合なのか「ママに誓う」まで使い懇願

 米司法省は11日、ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。大谷の口座から違法賭博の胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金したとされる。公式サイトに掲載されたプレスリリースからは、胴元のマシュー・ボウヤー氏との生々しいやりとり(テキストメッセージ)も明らかに。多額の借金で首が回らなくなり、狂気とも思える、その場しのぎのウソを重ねた詐欺師のような姿が浮かび上がってきた。

 訴状によると、水原容疑者は2021年12月から今年1月までの間に約1万9000回の賭けをし、1億4200万ドルの勝ちに対し、負けは約1億8000万ドル。損失は約4070万ドルにのぼったとされる。平均で1日に25回の賭けをしていた計算になる。

 22年には、賭けの上限額を引き上げるように何度も頼みこむようになり、同年11月にはボウヤー氏に「僕はスポーツ賭博の才能が全くないんだよな、LOl(※原文ママ)…もう1回限度額(賭け金の上限)を引き上げるチャンスをくれないか?分かってると思うけど、僕は支払いには困らないから!!」と世界を代表するスター選手が背後にいると示唆するかのようなメールも送っていた。

 翌12月にも「ママに誓うから、これが最後」のお願い、と上限額の引き上げを懇願し、23年5月から6月にかけても「最後のお願い」、「もう一度最後のお願い」「最後の最後の最後の最後のチャンスをもらえないか?」とひっきりなしにラストチャンスとばかりに賭け金を大きくする懇願を続けていた。そのメールには、「クソッ、またやっちゃったよ lol」「問題があるんだlol…」などと、日本語で「大笑い」「(笑)」「ww」などを意味する「LOL(lol)」を多用しており、ギャンブルで巨額の借金を重ね、狂気に落ちていく様子がにじんでいるようだった。

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