藤浪晋太郎 地区シリーズの相手は“因縁”のレンジャーズに決定 リーグ最強打線 中継ぎ配置転換きっかけ
「ア・リーグ・ワイルドカードシリーズ第2戦、レイズ1-7レンジャーズ」(4日、セントピーターズバーグ)
藤浪晋太郎投手が所属するオリオールズ(ア・リーグ第1シード)が7日(日本時間8日)から始まるプレーオフ・地区シリーズでレンジャーズ(同第5シード)と対戦することが決まった。
16年以来、7年ぶりのポストシーズンに進出したレンジャーズはこの日、レイズ(同第4シード)とのワイルドカード・シリーズ第2戦に勝利。4対0で制した第1戦に続く快勝で3回戦制の同シリーズを突破した。
レンジャーズはレギュラーシーズンでリーグ最高のOPS・789、同1位タイの233本塁打をマークした打線が四回に爆発。エンゼルスの大谷に次ぐリーグ2位の39本塁打を記録した元巨人のガルシアが先制ソロを左翼席へたたき込むと、21歳の新人カーターの3ランでリードを広げた。その後も着実に追加点を挙げると、先発イオバルディが7回途中1失点、無四球、8奪三振と好投するなど、3投手でレイズに反撃する隙を与えなかった。
オリオールズとレンジャーズの今季の対戦成績は3勝3敗と互角。藤浪はアスレチックス時代にレンジャーズと2度対戦し、通算成績は1勝1敗、防御率24・00。4月22日は先発で三回途中8失点KOされ、開幕から4先発連続敗戦投手となり、中継ぎへ配置転換されるきっかけとなった。5月12日の試合は延長十回からマウンドに上がり、2/3回を無失点に抑えてメジャー初勝利を手にしており、良くも悪くも因縁のある相手だ。
藤浪のメジャー1年目の成績は64登板(4先発)、7勝8敗、防御率7・18。79イニングを投げて83奪三振、52四死球だった。防御率はアスレチックスでの8・57に対し、トレード後は30試合で4・85と大きく改善させたが、公式戦最後の5登板は3登板で失点と与四球を記録し、短期決戦を前にやや不安を残す投球となった。





