米大リーグ、開幕延期決定 労使交渉期限内に合意できず 米記者「悲しい日」
米大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが1日(日本時間2日)、記者会見を行い、3月31日に予定していた開幕の延期と試合数削減を発表した。
機構と選手会は新たな労使協定を巡って対立し、昨年12月からロックアウト(オーナー側による球団施設封鎖など)に突入。この日までフロリダ州ジュピターで協議を重ねてきたが、米スポーツ専門局ESPNのパッサン記者によると、選手会が機構の最終案を拒否。機構は前日に選手会に通達していた米東部時間1日午後5時(同2日午前7時)までに合意できなければ、開幕の延期と短縮シーズン実施による選手の給料削減を実践する形となった。
同コミッショナーは開幕から2カード(6試合)を削減すると発表。同記者は「これは野球にとって悲しい日だ」とツイートした。
機構と選手会は前日からこの日午前2時すぎまで約16時間に及んだ交渉で主要争点の一つだったプレーオフ進出球団数を12にすることで合意。しかし、複数の米メディアによると、ボーナス共同資金は選手会が前案の1億1500万ドル(約132億2000万円)から8500万ドル(約97億8000万円)に譲歩したのに対し、機構の最終案は3000万ドル(約34億5000万円)にとどまった。また、最低保証年俸は選手会が77万5000ドル(約8910万円)で1年ごとに3万ドル(約345万円)昇給を求めたに対し、機構案は70万ドル(約8050万円)で1年1万ドル(約115万円)昇給、課徴金(ぜいたく税)の総年俸基準額に関しては歩み寄りがなく、依然として両者に大きな隔たりがあったという。
今後の交渉は未定。日本選手では広島からポスティングシステムを使ってメジャー球団への移籍を目指す鈴木誠也外野手やマリナーズからFAになった菊池雄星投手に大きな影響を与えることが予想される。




