大谷翔平、無安打1四球1盗塁 ぺレス2戦連発41号で2本差に接近

 「エンゼルス3-7レンジャーズ」(5日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球、1盗塁。2戦連発44号を期待されたが、2戦ぶりノーヒットで打率を・258とした。チームは完敗し、借金1となった。

 前夜は4戦ぶり43号を含む2安打3打点でスアレスの初完投勝利をアシストした大谷。2戦連発が期待されたデーゲームで大谷はレンジャーズの先発左腕ハーンに苦戦を強いられた。

 初回の打席はカウント2-2から真ん中150キロ直球を打って一ゴロ。一塁線際を転がる打球を見ながら全力疾走で一塁を駆け抜けたが、ベース到達直前に一塁手のグラブタッチに阻まれた。中継局によると、走る速度は秒速9・1メートルだった。

 5点ビハインドの三回は先頭で見逃し三振。2球連続で見送った低めのスライダーとシンカーをストライクと判定された後、ファウルで粘ったが、三たび、見送った外角154シンカーに球審の右手が上がり、三振を喫した。

 1-6の五回2死の打席は空振り三振。外角低めスライダーを空振りした後、ボール1つを挟み、内角高めのボール気味の148キロシンカーを空振りしてカウント1-2。最後は内角高めの151キロ直球にバットが空を切った。

 足技を披露したのは八回だ。先頭で四球を選んで出塁し、2死から今季23盗塁目となる二盗に成功。前日はセーフのタイミングで二塁に達した後、勢い余ってベースから離れてタッチアウト。前日の悔しさを晴らす走りで得点圏に進んだが、続くスタッシがボール気味の高めの直球をストライクと判定されて三振。反撃はならなかった。

 4点を追う九回2死一、二塁の好機は3番手右腕バーローに空振り三振。マウンドが日なた、打席が日陰になる打者にとって厳しい状況下で追い込まれた後、2つのファウルで粘りを見せたが、カウント2-2から7球目、高めのスライダーを捉えることはできなかった。今季16度目の1試合3三振で最後の打者となった。

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