大谷 開幕打!二刀流新章いきなり全開!九回満塁では3球三振、26日先発でやり返す
「アスレチックス7-3エンゼルス」(24日、オークランド)
日本選手が新型コロナウイルスの影響で約4カ月延期された開幕戦に臨んだ。エンゼルスの大谷翔平投手(26)はアスレチックス戦に「3番・指名打者」で今季初出場。一回の第1打席で中前打を放つなど5打数1安打、1三振だった。チームは延長十回、今季初のタイブレークの末、サヨナラ負けした。
メジャー3年目は快音で幕を開けた。初回1死一塁。大谷はカウント3-1から甘く入った剛腕モンタスの156キロ速球を逃さなかった。センターへ一直線に伸びるラインドライブで今季初打席初安打。塁上で笑みがこぼれた。
新型コロナウイルスの影響による60試合制の短縮シーズン。「飛ばせるだけ飛ばす」。そう大谷が意気込んだのはキャンプが再開された7月上旬のことだ。有言実行の今季初安打となった。
しかし、その後の4打席は気持ちが空回りした。同点の九回には2死一、二塁から敵軍ベンチは大谷の前を打つ主砲トラウトを敬遠四球で歩かせ、満塁策を選択した。絶好機に大谷はヘルメットが脱げるほど力強いスイングをしたが、3球三振に倒れた。
変則シーズンの今季に限り採用される延長戦のタイブレーク制。無死二塁から攻撃が始まった延長十回で大谷は二塁走者で出場した。ところが、一塁への鋭いゴロ打球に飛び出してしまい、二、三塁間で挟殺。一瞬の判断が勝敗を分けた。マドン監督は「オオタニの走塁ミスよりも(ア軍一塁手)オルソンの好プレーだったね」と敵を称えた。
十回の好機を逸したチームはその裏に満塁弾を許してサヨナラ負けを喫した。26日のシリーズ第3戦に先発が決まっている大谷。1年10カ月ぶりの投手復帰戦でやり返してみせる。





