疑惑タックルのマリスニック死球でエ軍本拠地大歓声 両軍一触即発状態で警告試合に

 「エンゼルス-アストロズ」(16日、アナハイム)

 7日の試合で本塁に突入した際にエンゼルスのルクロイ捕手に体当たりし、脳震とうと鼻骨折の重傷を負わせたアストロズのジェイク・マリスニック外野手が六回の第3打席で死球を受けた。

 大谷が「3番・指名打者」で出場したエンゼルス本拠地での試合。二回と四回の打席でも大ブーイングを浴びていたマリスニックが左肩付近に死球を受けると赤く染まったスタンドからは「よくやった!」と言わんばかりに大歓声と拍手が起こった。

 これに対して怒りをあらわにしたのはアストロズのベンチだ。報復とも取れる1球に選手たちがマウンドに向かって口々に“ヤジ”を飛ばすと、一塁を守っていたエンゼルスのベテラン一塁手プホルスが即座に反応。その瞬間、両軍のベンチとブルペンから選手がフィールドになだれ込み、一触即発状態に。マリスニックが制止する仕草を見せるなどして乱闘には発展しなかったが、球審は両軍ベンチに警告を発した。

 7日の試合で危険走塁とみなされ、アウトとなったマリスニックは、試合後、自身のSNSで捕手へのタックルが故意ではなかったと主張。大リーグ機構から2試合の出場停止処分を受けたが、異議申し立てを行った。現在審議中のため、この日の出場に至った。

 一方、タックルを受け途中退場したルクロイは負傷者リスト入り。全治およそ3週間と診断された。

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