ヤンキース、通算401発のエンカーナシオン獲得 マリナーズは解体モード加速

 米大リーグ、ヤンキースは15日(日本時間16日)、マリナーズとのトレードでメジャー通算401本塁打のエドウィン・エンカーナシオン内野手(36)を獲得したと発表した。マリナーズは17年11月のトレードでヤンキースに放出したマイナーのホアン・ゼン投手(19)を再獲得した。

 エンカーナシオンは昨年12月の三角トレードでマリナーズの再建の柱としてインディアンスから移籍。今季はここまで打率・241、リーグ最多21本塁打、同3位の49打点をマークしている。

 ヤンキースはア・リーグ東地区の首位の座を守っているが、2位レイズに0・5ゲーム差に迫られており、し烈な首位争いを繰り広げている。メジャー15年で通算401本塁打、1205打点の実績を誇るメジャー屈指の右打者の獲得で打線の強化に成功した。

 米スポーツサイト、ジ・アスレチックによると、エンカーナシオンの今季の年俸は2000万ドル(約21億7000万円)で昨オフのトレードでレイズが500万ドル(約5億4200万円)を負担。シーズン残り3分の2の年俸925万ドル(約10億円)をマリナーズとヤンキースが“折半”するという。つまり、マリナーズはエンカーナシオンに約5億円をつけてマイナー投手を獲得したことになる。

 今季のマリナーズは日本開幕戦でアスレチックスに連勝するなど、開幕13勝2敗でロケットスタートに成功したが、好調だった打線の低迷とともに失速。現在は30勝44敗、首位アストロズに19・5ゲーム差をつけられア・リーグ西地区の最下位に沈んでいる。チームは今月に入って強打者のジェイ・ブルース外野手をフィリーズに放出。三塁ヒーリーや二塁ゴードン、遊撃ベッカム、先発右腕リークらのトレードを画策しているとも伝えられており、球宴を前にして早くも解体モードに突入している。

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