川崎「くそーっ、洗濯ちゃんとしてくれよっ」隣の選手のパンツで侍Jを翻ろう

 「WBC・練習試合、カブス6-4日本代表」(18日※日本時間19日、アリゾナ州・スローンパーク)

 カブスの川崎宗則内野手(36)は「1番・遊撃」で出場し、3打数1安打1四球。2盗塁の足技で侍ジャパンの先発、藤浪を翻ろうし、2得点をマークした。

 存在感を見せつけた。カブス・マドン監督の粋な計らいでリードオフマンに抜てきされた川崎が試合序盤から躍動した。

 打席に入る前に小久保監督らが陣取る一塁側ベンチの方を見て会釈した第1打席は二塁内野安打。カウント2-2からの6球目、藤浪の156キロ速球をとらえ損ねたボテボテの当たりに快足を飛ばし、一塁を駆け抜けた。次打者ゾブリストの初球に二盗を決め、2つの内野ゴロで生還した。

 三回の打席は四球で出塁。ゾブリストの打席でカウント3-1からスタートを切って再び、二塁を陥れた。中越え三塁打でこの日2度目のホームを踏んだ。

 守っては3つのゴロ打球を無難にさばいた。同点の二回無死一塁の場面では遊ゴロ併殺を完成させ、侍ジャパンのチャンスの芽を摘んだ。

 この日は青いストッキングを膝まで上げたクラシックスタイルでプレーした。ところが、試合後、川崎が仰天の事実を明かす。「(ユニホームのパンツが)洗濯したのが来てなかったんですよ。なくて大慌てして。きょうのは自分のパンツじゃなかった。隣の(ロッカーの)やつに借りて。明らかにおっきいんですよ」。よくよく見れば、確かに股下が長く、腰の当たりでダブついている。「侍ジャパンとの試合なのに、なんでちゃんとしてないのって。ホントに恥ずかしい。くそーっ、洗濯ちゃんとしてくれよ、って」。本当に悔しそうな表情を見せ、報道陣を笑わせた。

 侍ジャパンと対戦したことについては「たくさんのパワーをもらいました」と川崎。「こんな幸せなことはない。きょうは記念日です。素晴らしい選手たちを前にして緊張しました」と続けた。

 自身は06、09年の大会で連覇を経験している。「侍ジャパンはパワー、スピード、なにもかも負けていない。強みしかない。野球に隙がない。そういう野球をしていたら負けることがない」。若い侍たちと同じフィールドに立った後、「確信しました。きょうのプレーを見て間違いなく世界一になると思いました」と言い切った。

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