カブス守護神が受難…試合前800万円高級車盗難→試合中も事情聴取→見事3セーブ目

 カブスの抑え、ペドロ・ストロップ投手(33)が3セーブ目をマークした24日(日本時間25日)のドジャース戦の試合前に自身の高級車が盗難に遭い、四回まで事情聴取を受けていたことが分かった。米スポーツ専門局、ESPN(電子版)など、複数の米メディアが25日(同26日)、伝えた。

 同サイトによると、ストロップは24日朝、自身が所有するヒュンダイ(現代)の高級車ジェネシスG90が何者かによって盗まれたことに気付き、警察に被害届を提出。その後、盗難車が犯人の逃走用として使用されていたことが判明したという。

 その日のドジャース戦は午後7時5分開始のナイター。ところが、事情聴取はプレーボール後も続いたため、1点ビハインドの四回にたまらず、取調官に「試合に行かなければいけない。投げなければいけないかもしれない」と申し出て、本拠地に向かったという。

 試合はカブスが六回に逆転に成功し、七回を終えた時点で4点をリード。しかし、八回に4番手シシェックが3ランを被弾して1点差に詰め寄られる。7-6の九回のマウンドに立ったストロップは、市場価格およそ7万ドル(約780万円)の愛車を盗まれたショックからか、先頭打者を四球で出したが、その後は空振り三振、併殺打でピシャリ。試合後は「とんでもない一日だった」と感想を語ったという。

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