イチロー「51」ゲートで出国 全日空が“イチな演出”

 現役引退を表明したマリナーズのイチロー外野手(45)は22日、成田空港から本拠地シアトルに向かった。午後4時47分、黒いニット帽をかぶり、白いTシャツにジーンズ姿で空港に到着。居合わせた利用者から「イチローさん、お疲れさまでした」と声を掛けられると軽く会釈で応え、弓子夫人とともに機上の人となった。

 利用した全日空便は、搭乗口がプロ野球オリックスやマリナーズなどでつけた背番号と同じ「51」だった。同便は通常「58B」を使用しているが、全日空関係者は「これまでの活躍に敬意を表し、オペレーションに問題のない範囲内で変更した」と説明。粋な演出で花を添えた。

 今後については23、24日に本拠地シアトルのT-モバイルパークで開催されるファン感謝イベント、もしくは26、27日に同球場で行われるパドレスとのオープン戦で、地元ファンに別れを告げる可能性が濃厚だ。球団関係者によると、引退式典なども検討している。

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