ヤンキース、トロウィツキーと1年契約 オフに42億円契約残しBジェイズから戦力外

 米大リーグのヤンキースが、2年3800万ドル(約41億6千万円)の契約を残して昨年12月にブルージェイズから戦力外通告を受けたトロイ・トロウィツキー遊撃手(34)と1年契約で合意した、と米スポーツ専門局、ESPN(電子版)が1日(日本時間2日)伝えた。同サイトによると、年俸はメジャー最低保障額の55万5千ドル(約6千万円)と予想している。

 トロウィツキーはメジャー12年のベテラン遊撃手で通算成績は1286試合、打率・290、224本塁打、779打点。06年にロッキーズからメジャーデビューし、07年に新人王獲得。11年には打率・302、30本塁打、105打点をマークし、ゴールドグラブも受賞するなど、メジャー屈指の遊撃手として人気を集めた。

 10年オフに10年1億5775万ドル(約173億円)の超大型契約を結んだが、12年以降はけがに苦しみ、15年途中にブルージェイズへトレード移籍。その後も故障続きで年俸2000万ドル(約22億6千万円)だった昨季は両かかとの手術などで出場機会なし。昨年12月に戦力外通告を受けたが、残り2年3800万ドルの契約は保障されており、他球団へ移籍した後もブルージェイズから支払われる。

 ヤンキースは正遊撃手のグレゴリウスが昨年10月に右肘靭帯再建手術を受け、来季開幕の復帰は困難な状態。トロウィツキーはその代役と見られているが、ESPNは今オフ最も注目を集めているFA内野手、マチャドを新たな遊撃手として獲得する可能性はあると伝えている。

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