ドジャース、劇的サヨナラ勝ちで2勝2敗 延長十三回、5時間15分の死闘制す

ブルワーズ戦の7回に登板したドジャース・前田=ロサンゼルス(ゲッティ=共同)
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 「ナ・リーグ優勝決定シリーズ・第4戦、ドジャース2-1ブルワーズ」(16日、ロサンゼルス)

 前田健太投手(30)が所属するドジャースは同点の十三回にベリンジャーのサヨナラ適時打でシリーズを2勝2敗のタイに戻した。前田は同点の七回に3番手で登板し、1/3回を投げて1安打無失点。今ポストシーズン4試合連続無失点とした。

 延長十二回を終わって1-1。両軍とも決定打が出ず、延長戦にもつれた試合を決めたのはドジャースのベリンジャーだ。延長十三回2死二塁。4イニング目に入った7番手グエラに対し、フルカウントからの7球目、スライダーを右前へはじき返し、二塁走者のマチャドをホームへ迎え入れた。

 午後6時10分開始の試合の終了時間は同11時25分。5時間15分の死闘だった。

 前田は1-1の七回、今ポストシーズン初ホールドをマークした13日の第2戦以来、3日ぶりのマウンドへ。先頭ピーニャに対し、初球カーブでストライクを取ったが、2球目、外角低めの148キロを右中間二塁打にされた。

 いきなりピンチを背負ったが、続くアルシアを初球スライダーで左飛に打ち取った。左中間浅くに落ちそうになる打球を左翼テイラーがスライディングキャッチで阻止する美技。走者の進塁を許さなかった。

 1死二塁。ブルワーズが代打に左打ちのグランダーソンを送ると、ドジャースのロバーツ監督はすかさずベンチを飛び出し、左腕ファーガソンにスイッチ。勝ち越しの走者を残したままマウンドを降りる前田の表情は悔しそうだった。

 前田からバトンを受けたファーガソンがグランダーソンを中飛に打ち取るなど、後続を封じたため、今ポストシーズン4試合連続無失点となった。

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