イチロー「シアトルを離れたくない気持ちに」 球場総立ち大声援 無安打発進も感慨

 「マリナーズ2-1インディアンス」(29日、シアトル)

 マリナーズに6年ぶりに復帰したイチロー外野手(44)はインディアンス戦に「9番・左翼」で先発出場。2打数無安打、1三振だったが、地元ファンからは大声援が送られた。

 マリナーズのユニホームを身にまとい、イチローがシアトルに帰ってきた。メジャーを代表する本格派右腕クルバーとの対戦は無安打に終わったが、試合を振り返る顔は穏やかだった。

 試合前のセレモニーで本拠地セーフコ・フィールドの公式戦最多となる4万7149人から大声援を受けた。1打席目はアナウンスの前から球場全体が総立ちに。「こんなふうにしてもらったら、もうこの先はシアトルを離れたくないという気持ちになりますね」。思い出を共有するファンの温かさが、あらためて身に染みたようだ。

 右ふくらはぎを痛めた上に頭部死球にも見舞われ、18度目のメジャー開幕は故障者リストに入って迎える可能性もあった。体調や試合勘なども、まだ完全な状態とはいえない。試合終盤に好守のヘレディアと交代したのも予定通りだという。

 打撃の調子については「甘いところには投げてくれない。いいピッチャー」と相手投手をたたえるしかなかった。だが、その表情にいつもの険しさはない。穏やかな空気を漂わせ、慣れ親しんだ帰路に就いた。

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