MLB本塁打王カーター、日本球界移籍希望 関係者「真剣に考えている」

 16年のナ・リーグ本塁打王、クリス・カーター内野手(31)が日本球界移籍を希望していることが28日、分かった。関係者が「日本でプレーすることを真剣に考えている」と明かした。

 カーターは2月にエンゼルスとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーのキャンプに参加。オープン戦では主に一塁手として24試合に出場し、打率・268(41打数11安打)、3本塁打、8打点。打撃の指標となるOPS(出塁率プラス長打率)はチーム3位(40打数以上)の・894をマークしたが、27日のドジャースとのオープン戦最終戦の後、球団から開幕メンバー25人に入らないことを通達された。

 カーターは14年11月の日米野球にMLBオールスターズの一員として来日。京都の美しさに感動したことを明かすなど、親日家でもある。17年オフには複数の日本球団が獲得に動いており、カーター本人はデイリースポーツの取材に「日本も選択肢としてあった」と話している。

 メジャー実質6年間の通算成績は750試合で打率・217、158本塁打、400打点。ブルワーズ時代の16年には41本塁打を記録し、タイトルを獲得した。その一方でリーグ最多の206三振を記録するなど、粗さが目立ったが、今オープン戦ではコンパクトなスイングで広角に打ち分けるなど、打撃改善の努力の跡を見せた。

 身長193センチ、体重110キロの巨漢に似合わず、性格は物静かで温厚。日本向きと言っていい。このままエンゼルス傘下の3Aでプレーするか、フリーエージェントになって他球団への移籍を目指すといった選択肢もある。今度の動向が注目される。

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