ドジャース先勝 カーショーまさかの4被弾も打線が援護

 「ナ・リーグ地区シリーズ・第1戦、ドジャース9-5ダイヤモンドバックス」(6日、ロサンゼルス)

 ダルビッシュ有、前田健太両投手が所属するドジャースが、ワイルドカードで勝ち上がったダイヤモンドバックスに快勝し、好発進した。

 ドジャース打線が相手先発ウォーカーの出鼻をくじいた。初回。中前打と四球で無死一、二塁の好機に3番ターナーが左翼席へ先制3ランだ。さらに中前打のベリンジャーを一塁に置いてプイグが適時二塁打で4点目。25歳右腕を1回でKOした。

 4-1の四回にはシーガー、ターナーの連続適時打などで3点を加点。リードを6点に広げ、本拠地に大勝ムードが漂った。

 ダイヤモンドバックス打線が反撃に転じたのは六回だ。2死から4番マルティネスがソロ弾を放つと、七回には7番マルテ、8番マシスが2者連続弾で3点差に詰め寄った。エース左腕は投球数が100に達したところでマウンドを中継ぎ陣に託した。

 ドジャースは八回に再び、流れを引き戻す。1死一塁からシーガーが右翼線三塁打で1打点、続くターナーがこの日5打点目となる適時右前打でダメ押しとなる9点目を叩き出した。

 カーショーは6回1/3を投げて5安打4失点、7奪三振3四球。失点はいずれもソロ弾という内容で今プレーオフ1勝目を挙げた。4点リードの九回をジャンセンが締めた。今シリーズは中継ぎに回った前田はブルペンで待機したが、出番はなかった。

 7日の第2戦はドジャース・ヒルとダイヤモンドバックス・レイが先発。戦いの場をダイヤモンドバックスの本拠地チェース・フィールドに移す9日の第3戦ではダルビッシュが敵軍エースのグリンキーと投げ合う。

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