ケイバ熱盛ブログ「おもしろくないG1回顧録(43)」(5月30日)
どうも、面白くない記者の小林です。まずはどうでもいい記者のダービー予想結果から。1着△ドウデュース、2着○イクイノックス、3着無印アスクビクターモア。◎ダノンベルーガは4着で外れました。
勝ったドウデュースは無傷3連勝で朝日杯FSを制したものの、今年に入って弥生賞ディープインパクト記念2着、皐月賞3着と連敗。そこから見事に巻き返し、世代の頂点を決める大一番でVをつかんだ。
勝利のポイントの一つに『展開』があった。逃げたデシエルトが刻んだラップは、前半5F58秒9のハイペース。その後も極端にペースが緩むことはなく、皐月賞同様に後方からレースを進めたドウデュースには絶好の流れとなった。ただ、決して展開に恵まれただけの勝利ではない。時計が出やすい状況だったとはいえ、ダービーレコード2分21秒9のV時計は驚異的。このタイムは高いポテンシャルがなければ刻めない数字だ。ゴール手前でイクイノックスに外から並ばれそうになった時、再加速して振り切ったあたりに、この馬の強さを感じた。今後は凱旋門賞(10月2日・仏パリロンシャン)を目指すことになるようだが、切れだけでなく、力強さもあるハーツクライ産駒で、これまでに参戦した日本馬の中でも1、2を争うほど欧州の競馬が合うタイプ。非常に楽しみだ。
武豊は53歳2カ月15日での勝利で、史上最年長優勝騎手となった。これでダービーは6勝目。98年スペシャルウィーク(29歳)、99年アドマイヤベガ(30歳)、02年タニノギムレット(33歳)、05年ディープインパクト(36歳)、13年キズナ(44歳)で、20代、30代、40代、50代でダービーを制したことになる。さすがレジェンドだ。あと7年。厳しいとは思いつつも、60代でのダービー制覇も見てみたいと思った、今年のダービーでした。
〈おまけ〉ダノンベルーガとイクイノックスの1番人気争いはレース直前まで続いた。最終的にダノンベルーガが3・5倍の1番人気に。今年に入ってG1の1番人気は9連敗中だっただけに◎が1番人気になると…。微妙な気持ちでレースを見ていたが、結果は4着。これで1番人気は10連敗となった。ちなみに年度で区切らなければ、昨年のホープフルSから12連敗。さて、安田記念1番人気馬の行く末は…。
【ダービー】(買い目はレース当日のデイリー紙面に掲載)
〈馬連〉
12-18 5000円
12-15・13 各1500円
12-5・16 各1000円
購入額 1万円
払戻金 0円
【G1回顧録トータル収支】
マイナス9万7020円