【地方競馬】ニネンビーグミがのじぎく賞を制覇 松平幸師「次は兵庫ダービーを予定」
「のじぎく賞」(12日、園田)
開催4日目の11Rで行われ、4番人気の地元馬ニネンビーグミが、道中2番手から最終4角先頭で押し切って重賞2勝目を挙げた。2着は中団から伸びた1番人気のニフティスマイル、3着には後方から追い込んだ11番人気のラッキーライズが入った。
今回もニネンビーグミが退けた。最後の直線は、重賞初制覇を果たした兵庫クイーンセレクション(1月20日、姫路)の再現。先を行くニネンビーグミをニフティスマイルが追う一騎打ち。「姫路とは馬が変わっていた。落ち着き、力強さが違った」と田中学。前回は鼻差、今回は4分の3馬身差と差を広げた。
レースはデータアナリシスが逃げてニネンビーグミは2番手。2周目の向正面で2頭が並び、最終4角から外のニネンビーグミが抜け出した。松平幸師は「今回は道悪もクリアした。賢い馬で助かっている」と愛馬の成長を喜んだ。
次走は兵庫ダービー(6月9日、園田)を予定。「甘くないのは分かっている。その後は牝馬の強いところを獲れるように」とトレーナー。牝馬重賞の連勝をステップにして、3歳世代の頂点を目指す。