【地方競馬】ジンギが16年ぶりに兵庫大賞典連覇の快挙 2着シェダルと首差の死闘を制す

 16年ぶりに兵庫大賞典連覇を達成したジンギ(左)
 兵庫大賞典の連覇を成し遂げたジンギと関係者
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 「兵庫大賞典」(5日、園田)

 開催初日の11Rで行われ、兵庫現役最強馬で1番人気のジンギが逃げ切り、2005、06年のロードバクシン以来、16年ぶりの連覇を達成した。2着は首差で2番人気のシェダル、3着には3番人気のエイシンニシパが入った。

 ジンギが兵庫で2連連続年度代表馬の意地を発揮して、シェダルの挑戦を退けた。わずか首差の死闘。管理する橋本明師、鞍上の田中学とも「正直、負けると思った」と口をそろえ、喜びよりも疲労感を漂わせた。

 ジンギが逃げて、シェダルは2番手で追走。そのまま2頭がレースをリードし、最終3角から内がジンギ、外はシェダルで併走。直線の一騎打ちは写真判定にもつれ込んだ。「底力ですね。あそこから伸びるとは」と田中学。相棒の勝負根性に驚がくした。

 今後は未定。六甲盃(6月2日、園田)、帝王賞・Jpn1(6月29日、大井)、休養の選択に指揮官は迷う。「精神的に大人になり、この秋が勝負。弱い夏をうまく乗り越えられるように」と橋本明師。今夏には同厩舎からジンギの全弟のデビューも控えている。

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