【地方競馬】かしわ記念 ショウナンナデシコが戴冠!!交流重賞となって初の牝馬V

 かしわ記念を逃げ切りで制したショウナンナデシコ(右)(撮影・山崎力夫)
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 「かしわ記念・Jpn1」(5日、船橋)

 鮮やかな逃走劇で砂の頂点-。2番人気のショウナンナデシコが重賞3連勝。スタートから果敢にハナを切ると、最後は上がり最速の3F38秒4の脚で逃げ切り勝ち。かしわ記念が交流重賞となって初めて牝馬の戴冠となった。4番手を追走した5番人気のソリストサンダーが2着に食い込み、いったんショウナンに並びかけた1番人気のテイエムサウスダンが3着に粘り、JRA勢が上位を独占した。

 牝馬交流重賞2連勝で臨んだショウナンナデシコが、並み居る牡馬一線級を相手に二枚腰の逃げ切り勝ち。ついに頂点を極めた。

 ロケットスタートから一気にハナへ。「イメージはあったけど、スタートが抜群だったので、これなら行こうかと思った」と吉田隼が積極策で挑んだ。

 それでも牝馬相手の前2走のように楽な競馬はさせてもらえなかった。3コーナー過ぎからはフェブラリーS2着のテイエムサウスダンが外から馬体を併せ、すぐ後方には昨年の覇者カジノフォンテンが迫る厳しい展開だった。

 それでも「力のある馬が隣にきて、のみ込まれそうになって、馬の気持ちが一杯になりそうな場面もあったけど、本当によく頑張ってくれた」と鞍上。最後の直線入り口からギアを上げると、その後は独走態勢。ゴールではソリストサンダーに1馬身半差をつけていた。

 かしわ記念が1996年に交流重賞になってからは26回連続して牡馬の勝利が続いていたが、牝馬として重い扉をこじ開けた。今後について須貝師は「脚元に爆弾を抱えている馬でもあるので、状態を見ながら」と白紙を強調したが、今後は女王にふさわしい活躍でダート戦線をリードしていく。

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