【地方競馬】ローレライが東京シンデレラスマイルV ゴール前の混戦制し重賞初制覇

 激しいゴール前の競り合いを制したローレライ(左から3頭目)=撮影・持木克友
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 「東京シンデレラスマイル・S3」(30日、大井)

 開催5日目の10Rで行われ、名牝ロジータのひ孫で5番人気のローレライがゴール前の大混戦を追い込んで制し、重賞初制覇を果たした。首差で9番人気のオルキスリアンが2着、さらに首差で4番人気のサンルイビルが3着に入った。

 道中は後方でじっくりと脚をためる。3角過ぎから徐々にポジションを上げて、直線は外に進路を取る。鞍上のアクションに応えて鋭脚を繰り出し、混戦から抜け出した。手綱を取った本田重は「周りに惑わされず、この馬の競馬をしました。直線は無我夢中でした」と激闘を振り返った。

 近走は惜敗が続いていただけに、陣営の感慨はひとしお。堀千亜師は「ジョッキーが上手に乗ってくれたし、馬も最後まで頑張ってくれました。手のかかる子でしたが、よくここまで成長してくれました」と愛馬の奮闘ぶりに目を細めた。

 次走の候補としてTCK女王盃(1月22日、大井)が挙がっている。重賞初Vを足がかりにJRA勢にアタックする。

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