【競輪】かつては特別競輪で決勝に進出した渡辺藤男 鋭く伸びて久々の優勝も

 「ミッドナイト競輪・チャリロト杯・F2」(20日、玉野)

 オールドファンに懐かしい名前が今回の決勝に顔を出してきた。渡辺藤男(51)=栃木・57期・A1=といえば、長らくS級に在籍。寛仁親王牌、日本選手権、オールスター、競輪祭といったG1に出場したことがあるだけでなく、1995年7月のふるさとダービー小松島では決勝に進出。しぶといマーカーとして活躍してきた。

 渡辺藤も寄る年波には勝てず、ここ最近はS、A級を往復。今期(1~6月)競走得点は87点台と低迷しており、S級復帰は難しい状況となっている。

 だが、準決6Rはいい展開とは決して言えない状況で2着に食い込んだ。川上真吾(東京)が先行し、佐藤学(栃木)-渡辺藤で続く。最終2角4番手から小原周祐(高知)が先まくりを放つが、思うように車が出ず、バック6番手から伊原克彦(福井)が外、外を踏み上げる。番手の佐藤がブロックし、空いた内を渡辺藤はすかさず切り込み、直線で川上、佐藤の中を割って2着。さばけて伸びるところを披露した。

 最終日(20日)は7R決勝に登場する渡辺藤。前を川上に任せてレースに臨む。A級トップクラスの強豪がひしめく激戦だが、川上にスピードをもらう渡辺藤が食い込む余地はあり得る。2016年8月の函館F1(A級戦)以来となる優勝へ、シャープに伸びるシーンが見られそうだ。

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