【武雄G3】元郵便配達員の山口優依が2日目1Rで3着「冷静に対応できました」と決勝進出に笑顔
「日本名輪会カップ・オッズパーク杯・G3」(22日、武雄)
2日目(21日)1Rで3着に入った山口優依(30)=愛知・124期・L1=が決勝に進出した。
レースは周回中3番手の山口が誘導員退避の打鐘でジワッと上昇。正攻法の青木美優(栃木)と先頭で並走に。山口が意を決して出切ろうとした時に、後方から踏み上げてきた伊沢茉那(千葉)が単騎で出切る。「冷静に対応できました」と山口は伊沢後位に少し離れながらもハマる。3、4番手確保の飯田風音(埼玉)、那須萌美(宮崎)にまくられたが、何とか3着に踏ん張った。
「すごい勢いで伊沢さんがカマしてきましたね。1人で来たので、入れてから立て直しました」と競走を振り返る。冷静に対応できたことには「良かったです」と安どの表情を浮かべた。
決勝進出は2月の伊東以来で今年3回目。2023年5月デビューから優勝はまだない。美容師アシスタント、郵便配達員、ストレッチトレーナーを経験してからガールズケイリンのレーサーに。「郵便配達は自転車でなくてバイクでした」とのことだが、今場所は力強く、かつ冷静に踏めている。最終日(22日)の出番は8R。夢の初優勝へ強豪をなぎ倒しにかかる。
