【武雄G3】微差で1着ゴールの佐々木和紀 準決は北津留翼後位で山田庸平と競ることを決断

 「日本名輪会カップ・オッズパーク杯・G3」(21日、武雄)

 初日(20日)3Rは佐々木和紀(28)=神奈川・117期・S2=が差し切って1着。赤板前から別線がにらみ合う形で、正攻法の渡辺雄太(静岡)-佐々木から大きく離れる。誘導員が退避した打鐘4角から渡辺が先行。その後も3番手を確保した中西大(和歌山)は、5番手の橋本宇宙(佐賀)を意識してジワッと離れる。中西が佐々木に追い付いたのは最終4角。これで3番手以下にチャンスがなくなってしまい、南関コンビがワンツー態勢。佐々木が微差で渡辺をかわして先頭でゴールした。

 佐々木といえば父の龍也さん(57期)が師匠。練習仲間は兄の龍(109期)、真也(117期)に、元ヤクルトスワローズ投手の松谷秀幸(96期)。グループ全員がS級で奮闘中だ。

 前場所の川崎記念から約1カ月も空いての武雄入り。「父にメニューを作ってもらって計画的に練習ができました」と時間を無駄にすることなくトレーニングに打ち込んだ。その成果が早速、初日に出たようだ。

 2日目(21日)は準決9Rに登場。渡辺雄太-萩原孝之(ともに静岡)がいるが、九州が北津留翼(福岡)-山田庸平(佐賀)-上野優太-東矢昇太(ともに熊本)と4車で結束することで、佐々木は「北津留さんの番手に行きます」と切り込むことを決断。乱戦気配になって、自らが好位で勝負するだけでなく、静岡コンビも少し戦いやすくなる。格上で今場所のシリーズリーダーと目されている地元の山田との激しい競り合いを制し、佐々木は連勝ゴールをもくろんでいる。

編集者のオススメ記事

武雄競輪特集最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス