【有馬記念馬体診断】ディープボンド

 「有馬記念・G1」(26日・中山)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ディープボンド B】

 天皇賞・春で2着後、フランスに遠征。前哨戦のフォワ賞に勝ったものの、凱旋門賞では極悪馬場に泣き14着だった。

 今回は3カ月ぶりになるが、春当時に比べて筋肉量は落ちておらず遠征によるダメージは感じない。500キロ前後の大型馬の割にガッチリとした筋肉ではなく、しなやかな印象を受けるのも当時のままだ。唯一、変化したのは首回りが太くなった点で、馬体に迫力は増したが、純粋なステイヤーとは言えなくなった。むしろ3歳時の体形に戻った感がある。

 ただ、春当時に前腕部や下腿(かたい)に浮き出ていた血管が、今回は見えづらい。うっすらと浮かんでいたあばらも見えず、やや皮膚が厚ぼったく感じられる。当日までにどこまで回復してくるかが鍵になりそうだ。

(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉和田竜を背に、栗東CWで6F81秒0-36秒9-11秒2(一杯)。ゴールドハイアー(3歳2勝クラス)と併せて0秒1先着。坂路を中心に帰厩後は6本の追い切りを消化。追われるごとに動きに力強さが増して、馬体も太め感なく仕上がっている。海外で2戦した疲れは感じない。

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