【ダービー馬体診断】エポカドーロ

 「ダービー・G1」(27日、東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、ダービーに出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【エポカドーロ 評価B】

 新種牡馬のオルフェーブル産駒だが、気性の激しさは見せず堅実な戦績を残している。母父フォーティナイナーの影響なのか、首差しは短めで太くコロンとしたシルエット。近2走に比べると皮膚を厚く見せていない点は好印象だ。

 しかし、筋肉隆々の前腕に比べると後肢が物足りなく映る。臀部(でんぶ)のへこみや前後のバランスは、まだこれから完成していく印象を受ける。またつなぎが短く立ち爪で、やや破折(※1)気味の脚元からすれば、時計のかかる設定が合う印象。筋肉の質感はアップしているが、東京の二四の適性には疑問が残る。ただし渋化馬場なら浮上の余地はありそうだ。

(馬サブロー栗東・吉田順一)

 〈1週前追い切り診断〉岡田を背に栗東CWで6F86秒7-39秒3-11秒7(仕掛け)。コーカス(4歳1600万下)を1秒9追走して首差先着。前半はピタリと折り合いがつき、直線でゴーサインが出るとシャープな伸びを見せた。状態に陰りはない。

 (※1)「破折」とは、爪の前面(あるいは背面)の蹄壁の角度とつなぎの角度が違っている馬のこと。

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