【ダービー馬体診断】スワーヴリチャード
「ダービー・G1」(5月28日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【スワーヴリチャード=評価A】
共同通信杯から約2カ月ぶりだった皐月賞(6着)は、目つきやしぐさなどにやんちゃな面を残しつつも筋肉質の馬体は示していた。
しかし今回は前走時より間隔が詰まっているためか、より胴長でスラッとしたフォルムになっている。少し前肢がそろい気味で弓脚のようになっている後ろ重心のせいか、トモが流れ気味になってしまったが、耳や目つき+筋肉の質感からより研ぎ澄まされた印象を受ける。
左爪の高さと角度が右爪より高く傾斜がきついこと、手前の関係から左回り巧者の可能性が高いという判断は今回も変わらない。待望の舞台設定に体調を上げて挑めるのは心強い限りだ。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉四位を背に栗東CWで6F81秒1-36秒5-12秒2(強め)。スワーヴアーサー(4歳1000万下)を1秒1追走して併入した。最後まで力強いフットワークで迫力満点の動き。2カ月ぶりの皐月賞を叩かれて、状態は大きく上向いている。