【NHKマイルC馬体診断】レッドアンシェル
「NHKマイルC・G1」(5月7日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【レッドアンシェル=評価A】
勝ち気過ぎる気性のためなのか、デビュー以来、一貫して2ヶ月程度の間隔をあけつつレースを使っている。それでも2歳時は食べたものが身にならず、朝日杯FSでは臀部(でんぶ)がへっこんで全体的にすっきりし過ぎのシルエット。
しかし、今回は体質が強化したこともあってか、かなりふっくらとしたフォルムになっている。マンハッタンカフェ産駒らしいトモ腰の甘さは少し残っている印象だが、前腕のボリュームやトモの丸みなどは、まるで別馬のよう。気性面と初めての長距離輸送を考慮すれば、これぐらいの体付きはいいあんばいだ。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉福永を背に栗東CWで6F82秒4-36秒4-12秒1(強め)。レッドソロモン(5歳オープン)を追走する形から手応えに余裕を残したままで0秒4先着。前走時より体全体を使ったフットワークで、気配は上向いている。