【競輪】強さが本格化してきた吉川美穂

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 7~9日に実施された松山競輪のモーニングF2を取材した。チャレンジ戦とガールズ戦の7R制で行われたが、チャレンジ戦では7月から本格デビューをしている121期生が活躍。4人が参戦していたが、3人が連勝し、4人ともそろって決勝に進出。4人を含め、決勝は長松大祐(大分)がV。同期の田中要(宮崎)の番手を回り、別線が仕掛けてきたところを番手から出て自力型がそろった一戦を制した。

 ガールズは吉川美穂(29)=和歌山・120期・L1=が3連勝でV。松山へは2場所連続Vで乗り込み、その好調ぶりと強さを存分に示した形となった。その吉川はこの開催、3連勝でのVを意識していたように見えた。「3連勝での優勝はあまりしたことがない。いつもどこかでやらかしてしまうので。優勝も2場所連続はあるけど、3連続はないので頑張りたい」と初日を終えた段階で気を引き締めていたのが印象的だった。直前2場所の優勝も2日目に2着だったが、この開催はしっかりと力を出し切り、3連勝、そして自身初となる3場所連続Vを飾った。オールスターに出場していたようなガールズの強豪メンバーが不在で、シリーズのメンバーレベルがそこまで高くなかった開催だったとはいえ、強さが本格化してきているように見えた。今後も各地で1着、そして優勝を積み重ねていきそうな勢い。注目したい1人だ。

(関西ボート、競輪担当・松下央)

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