【ボート】徳山ルーキー戦から見たヤングダービーの注目選手

 徳山ルーキーシリーズを制した村上遼
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 「レース記者コラム 仕事・賭け事・独り言」

 徳山ボートでは9月21~26日にプレミアムG1・ヤングダービーが開催される。満30歳未満の男女レーサーに出場資格があり、6月のG3・イースタンヤング、ウエスタンヤングの両優勝者と、昨年7月~今年6月の勝率上位計52人が若手ナンバー1の座を懸けて覇を争う大会だ。若手ナンバー1決戦を前に、舞台となる徳山で今月2~7日にかけてヤングダービー出場選手13人が参戦してルーキーシリーズが行われた。出場選手にとっては走り方や調整をつかむ意味でも“予行演習”となったシリーズ。その開催からヤングダービーで活躍しそうな選手を挙げてみたい。

 まずは優勝した村上遼(29)=長崎・110期・A1=。予選2位通過で優勝戦は2号艇だったが、2コースまくりを決めてV。5月の周年記念でもG1で初の予選突破を果たしたこともあり、「徳山は好きな水面。いいエンジンを引かせてもらっているし、イメージはいい。9月(ヤングダービー)も待っていてください」と、本番での活躍を誓っていた。

 スタート遅れが響いて優勝は逃したが、予選トップ通過から優勝戦の1号艇を手にしていた井上一輝(27)=大阪・114期・A1=も楽しみな1人。ルーキーシリーズを含め、徳山は今年2節走ってともに優出。エンジンも仕上げも確かで水面相性は良さそうだ。本人も「徳山は相性がいい。いいエンジンを引いているのもあるが、回し系の調整が自分に合っている」と調整に手応えを得ていたのも推せる材料だ。

 地元で唯一のヤングダービー出場となる佐々木完太(25)=山口・120期・A1=は2日目にまさかの非常識なフライングで戦線離脱。気合が空回りしてしまった形となったが、初日を連勝発進としていたように調整面でのアドバンテージはあるように見えた。地元の期待を背負う立場でもあり、奮起に期待したい。本番ではすでにG1で優勝経験もある格上がいたり、エンジンの抽選運に左右される部分もあるだろうが、前記した3選手の活躍をひそかに期待している。(関西ボート担当・松下央)

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