【競輪】リニューアルされた岸和田バンクでG1・高松宮記念杯が開催

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 一昨年6月のF1シリーズを最後に改修工事に入っていた岸和田競輪が5月31日の「F1・チャリオンTVミクチャ杯」から再開となった。主な改修点はバンク内と選手管理棟、南門、特別観覧席の一部となっている。F1シリーズの後には、6月9日に初日を迎えるF2シリーズを挟んで、6月17日からは岸和田では2年ぶりとなる「第72回G1・高松宮記念杯競輪」が開催される。

 記者は31日からのF1シリーズには別の競輪場での取材があるために行けなかったが、先日打ち合わせのために岸和田競輪を訪れた。以前の検車場はいわゆる“昭和感”が漂っていたが、真っさらにリニューアル。バンクはブルーにカラーリングされ、平塚競輪場を思わせる雰囲気になっている。

 大阪支部に所属している選手は、すでに新しいバンクで練習を開始している。「軽くて走りやすい」「以前はボコボコの部分があったけど、きれいになった」と好評。一部スタンドの解体の影響もあり「風は日替わり。日によって流れる日もある」「バックからの風が強くなった」など、以前に比べると風の影響があるようだ。

 高松宮記念杯競輪は今年も東西対抗の形式。準決勝までは東と西に分かれて争い、勝ち上がった東西の9人が決勝で激突する。ナショナルチームの脇本雄太(福井)、新田祐大(福島)は不在だが、今年のG1・全日本選抜(川崎)を制した郡司浩平(神奈川)、G1・日本選手権を制した松浦悠士(広島)を中心に好メンバーがそろう。地元・大阪勢では稲川翔、古性優作、南修二、神田紘輔の4人が迎え撃つ。

 売り上げ目標は90億円に設定。和歌山で行われた昨年の大会は新型コロナウイルスの影響により無観客での開催となったが、目標だった60億円の売り上げを大きく上回る70億円5905万100円となった。今年も新型コロナウイルスの影響があり、現時点で有観客、無観客の決定は出ていないが、昨年に比べるとインターネット投票を中心に売り上げは伸びる傾向にある。リニューアルされた岸和田でのG1開催も大いに盛り上がってほしいと願っている。

 記者は高松宮記念杯競輪へ取材に行く予定となっている。新型コロナウイルス感染対策のため、取材規制なども多いができる限り多くの情報を届けて、微力ながら売り上げに貢献したい。(関西競輪担当・貞 友之)

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