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【ボート】2000勝達成のベテラン亀本勇樹 さらに勝ち星を増やしてほしい

 「ボート記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 1月にボート担当になり、はや3カ月。見るもの、聞くものが新鮮で、それを何とか消化しようと日々を送っていると、あっという間だった。

 2月の尼崎選手権(2月19~25日・尼崎)の3日目には、岡崎恭裕(32)=福岡・94期・A1=が通算1000勝を達成し、「エエもん見られた」と心の中で感慨にふけっていたが、先輩記者たちに「1000人以上おるからそんなに大した記録やないよ」と言われ複雑な思いになった。

 ところが3月になって本当の意味での大記録を目の当たりにすることができた。宮島の岩田杯(3月3~8日)の初日に亀本勇樹(57)=広島・57期・A2=がキリがいい120人目の2000勝を達成した。平凡機を引いた亀本は、特訓直後には整備しようかと悩んでいたが、30分後にはベテランらしい直感で、「勝率ないから早めにやろうと思った」と大幅整備に着手。シリンダー、ピストン、リングなどを替え、時間をかけてエンジンを触っている姿が印象的だった。それが功を奏し、初日8Rの1回走りで2コースからコンマ05の好Sを決め、鮮やかな差しでメモリアル星。レース後には「2枠と低勝率エンジンだったから、気楽にいけた」とニッコリ。

 しかしここまでの道のりには亀本らしい“綿密”な計算があったようだ。宮島の4節前の1月の津で1着を取り1994勝になったところで、地元・宮島での達成を逆算し始めたそうだ。だが、3節前だった2月の三国は良機をゲットしながら1勝しかできず、2節前の児島でも好調機を得ながら1勝だけ。計算が大きく狂ってしまったが、直前のびわこで3勝を挙げ帳尻を合わせリーチをかけることができた。

 85年11月に宮島でデビューし、初勝利は86年2月の宮島。31年を掛けての達成となった。「長かった。でも簡単にできることでもないのでうれしい。通過点と言いたいが、そんな年でもないし…」としみじみ。まだまだ経験の浅い記者にも、親しみ深く接してくれ、関西的には“おもろいおっちゃん”のような亀本。3000勝とは言わないまでも、17年8月のまるがめ以来遠ざかっている優勝を決めて欲しいものだ。(関西ボート担当・黒岡浩二)

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