【地方競馬】騎手の盛り上げが不可欠

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 兵庫県のリーディングジョッキー争い序盤ベスト5は、8日現在、1位、田中学(40)=56勝、2位は、木村健(37)=55勝、3位、川原正一(54)=45勝、4位、下原理(36)=30勝、吉村智洋(29)=17勝。例年通り3強が、4位以下に水をあけている構図だ。13年の田中、木村は、ケガに泣き、リーディング争いを制したのは超ベテランの川原。笠松から移籍した苦労人が、移籍組としては兵庫県で初のリーディングジョッキー輝くとともに、全国リーディングトップにも輝く快挙を成し遂げた。

 ここにきて木村は、勝ち星を量産しているが、とりわけ絶好調なのが田中だ。昨年12月4~今年の3月6日まで園田競馬騎乗機会で連続して勝ち鞍を挙げている。(昨年12月29日、左足小指挫傷で全て乗り代わる。2月21日、名古屋遠征)

 5日は、メーン前まで未勝利で「(6日から)出直します」と、弱気。それでも、伏兵馬でゴール寸前、差し切り、連続勝ち星記録更新につなげた。騎乗技術さることながら“ツキ”を呼び込むのも勢いがなせる業か。

 全国リーディングもトップ2を維持している兵庫勢。園田競馬を盛り上げるのは4位以下のベテランを含め中堅、新人の技術の向上が不可欠。向上心を念頭に置き、トップジョッキーの背中を見ながら自分なりに消化し、3強に割って入る気構えで頑張ってほしい。それが園田競馬を盛り上げに一役買うことは間違いない。(兵庫県競馬担当・堀尾千秋)

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