茶谷桜、妻・母・選手の1人3役

 【第50回】茶谷桜(34)=滋賀・83期=

 夫婦レーサーとして活躍するのが今回紹介する茶谷桜だ。夫の茶谷信次は83期の同期生。水の上では激しい戦いを繰り広げるが、陸の上では10歳になる女の子のママでもある。家族間でもレース出場中は連絡を取ることができないだけに「ほとんど会えない月もある」と話すが「我が家の場合は、たまに顔を見るくらいなのがちょうどいいのかも。亭主元気で留守がいいって言葉があるけど、ウチの場合は妻も元気で留守がいいって感じ」と笑顔で話してくれた。

 「趣味はボテチ(ポテトチップス)を1袋食べること。味はカキしょうゆにハマってます」と雑談にも気さくに応じてくれるが、夫の話になると「ダンナに助けてもらっていることは多い。レースで悔しい思いをした時も分かってもらえるし、ダメ出しもしてもらえる。それに、ダンナに『選手辞めろ』って言われたら(選手を)続けるわけには行かないですからね。でも今まで一度も言われたことがないし、好きなことをさせてもらっているのでありがたいです」と感謝の言葉が続く。

 各地で開花宣言の便りが届くなど、桜の季節がやってきた。ボート界でもレーサーの妻、母親、そして女子選手と“1人3役”をこなす茶谷桜の走りにも注目したい。

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