勝浦真帆 ヘルメットに込めた師への感謝

 師匠・小畑実成への恩返しを誓う勝浦真帆
2枚

 【第139回】勝浦真帆(26)=岡山・116期=

 勝浦が現在使用しているヘルメットは、ブルーを基調としたシンプルなデザイン。「使い始めて半年くらい。師匠の小畑実成さんの登録番号(3233)と、恩返しするという意味の英語(give back to you)を書かせてもらいました。姉の友達のデザイナーさんといろいろ話して、色合いを決めました」と師匠への感謝の思いがさりげなく込められている。

 師と仰ぐ小畑は22年1月2日、オール岡山の優勝戦で5コースカドからまくりで優勝。「めちゃくちゃ感動した。まくりでの優勝は本当にかっこいい。自分もあんなレースをしたい」と日頃控えめな勝浦が、師匠の話になると目を輝かせ、声を弾ませた。「もっとスピードを持って回るようにと言われています。人としても選手としても尊敬できる方です」と優勝戦で手本を示した師匠をたたえた。

 15年5月に児島でデビューし6年9カ月目。「思ったようにはいけていないけど、地道に歩んで行くしかない。今は強くなるためにどうしたらいいか考えながらやっている途中。全部を底上げしたい。質のいいSをバシッと決めることが一番大事だけど、そこがまだまだ」と自分自身と向き合う毎日。「岡山の先輩たちの大きな背中を見て、自分も頑張らなきゃと思う。後輩にも刺激をもらえるいい環境」と強豪ひしめく岡山で技を磨いている。

 華やかな女子の祭典・レディースオールスターには第3回児島から4年連続で選出。「自分には高い目標ですが、この一年でA1を目指したい」と決意。真の実力を身につけ、師匠とファンへ恩返しを誓う。

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