【ボート】守田が悲願のびわこ周年V

 地元ファンが見守る中、表彰式に向かう守田俊介
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 「びわこ大賞・G1」(9日、びわこ)

 守田俊介(38)=京都・74期・A1=が悲願の地元周年V。ボートレースびわこの開設61周年記念「びわこ大賞・G1」は9日12Rで優勝戦が行われ、4コースカドに陣取った守田が、1Mで角度のある鮮やかな差しを披露。09年蒲郡周年以来3回目のG1優勝を飾った。地元勢の優勝は48周年の山田豊以来13年ぶり。1号艇の前田将太は2着に敗れ、昨年に続きまたも涙をのんだ。3着は田中信一郎。舟券は2連単(4)(1)が1620円(7番人気)、3連単(4)(1)(6)が6160円(27番人気)で決着した。

 これまで地元周年では悔しい思いをしてきた守田が、最高の結果を残した。

 トップSの守田だったが、内艇もスリット後にのぞく厳しい展開。「(前田)将太も差される感じではなかったが、ほかの艇がプレッシャーをかけてくれて、マイしろができた。いい角度で差せました。展開が良かったですね」と1Mの激戦を冷静に振り返った。BS並走から2Mでうまく立ち回ると、待っていたのはたくさんの地元ファンが見守るVロードだった。

 今年は地元で結果が出せずにいた。正月開催は準優1号艇で痛恨のF。2月の一般戦は優勝戦1号艇で4着敗退と人気を裏切る形となったが、今回の周年Vで「失敗した分取り返せたと思う」とホッとした表情を見せた。

 これでSG・ボートクラシック(18~23日・尼崎)に弾みがつく。「そうは行かないのがボートレース」と、守田はいつもの控えめなところを見せるが、いいリズムで臨めることは間違いなし。昨年は最多勝利賞のタイトルを手にして、今年は悲願の地元周年Vも手にした守田。次はに目指すのはもちろんSG優勝。今年は大レースでも存在感を見せるだろう。

 【レースVTR】長田がリング2本を交換して登場。S展示では動きがあり、田中が3コースまで入って1362・45の進入となったが、本番では3対3の枠なり進入に落ち着いた。

 イン前田はスリットで多少ヘコんだが、1Mを先マイ。カドでトップSを決めた守田が、角度をつけて差してきて、BSは内に守田、外に前田で並走に。2Mを先取りの守田が、ツケマイ敢行の前田を突き放した。3着は2周1Mで鋭く切り込んだ田中が入った。

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