賞金ランキング11位 松本晶恵
2年前に平和島の第5回大会で、栄光のティアラを戴冠したのが松本だ。「クイーンズクライマックスは抽選もあるし、運が必要。一走一走に集中して、その結果、優勝できればいいなと思ってます」と平常心で2回目の優勝を狙う。
2016年のクイーンズクライマックスでは、関東勢から初めての覇者となった。周囲はさらなる活躍への期待を膨らませたが、思うように応えられない。「クイーンズクライマックスを勝ってから、あまり調子が良くなくて…。無意識に気負ってしまったり、プレッシャーもあったのかもしれません」と振り返る。
「自分は自分。マイペースでいこう」と、今年は気持ちを切り替えてレースに臨んだ。その試みが結実したのが、8月の地元・桐生でのお盆開催。毒島誠、江口晃正ら男子のSG覇者を相手に、インから逃げて優勝した。「あの優勝は本当にうれしかった。エンジンも節イチの仕上がりだった」と、すっかり自信を取り戻した。