【ボート】大村QCシリーズ 若狭奈美子が逃げ切りで通算V4「エンジンは今が一番良かった」

 「クイーンズクライマックスシリーズ・G3」(31日、大村)

 開催最終日の11Rで行われたシリーズ戦は人気を集めた1号艇の若狭奈美子(37)=岡山・97期・A2=がインからコンマ13のSを決めて逃げ切り快勝。6月の浜名湖オールレディースに続き、通算4回目の優勝を飾った。2着は中田夕貴(埼玉)、3着には堀之内紀代子(岡山)が入った。

 節イチパワーで圧逃劇を演じた。若狭はインから1周1Mを先に回ってバック鋭伸。機力の違いで後続をあっさり突き放して決着をつけた。「本当にうれしい。エンジンは今が一番良かった」と満面の笑みを浮かべた。

 2019年5月の児島でデビュー初優勝を飾った後は結果が出ない日々が続いたが、今年3月のからつで約6年ぶりの優勝を飾ると、6月の浜名湖に続いて今年V3。18年平和島のクイーンズクライマックスシリーズ優勝戦1号艇で2着だった苦い経験も一気に払拭した。

 1月からA1に初昇級。「いろいろな人のサポートもあった。それにいいエンジンも引けたし、調整も合っていた」とニッコリ。26年の目標は「自信を持って一歩ずつ上に行きたい」と目を輝かせた。ここに来て冷静なレース運びに加えて、S力、調整力と全てがパワーアップ。上のステージでも大暴れしそうだ。

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