【ボート】住之江SG 桐生順平がイン速攻で2017年以来8年ぶり2回目のグランプリ制覇

 「グランプリ・SG」(21日、住之江)

 1号艇の桐生順平(39)=埼玉・100期・A1=が勝利。イン速攻で2017年以来8年ぶり2回目のグランプリ制覇を成し遂げ、優勝賞金1億1000万円を獲得した。2着には2号艇の関浩哉(群馬)、3着には5号艇の茅原悠紀(岡山)が入った。

 桐生が8年ぶりの美酒に酔いしれた。今年は賞金ランク4位でグランプリに参戦。枠番抽選にも恵まれたトライアル2ndを②②①着とまとめてファイナルの1号艇を獲得した。

 集中力を極限まで高めた桐生に死角はなかった。抜群Sから1周1Mは差させずまくらせずの完璧なターンで先マイ。後続を突き放し、早々と独走態勢に持ち込んだ。Vゴールをガッツポーズで駆け抜け、スタンドを埋め尽くす多くのファンから歓声を浴びた。「1回目の優勝よりもまた違う感覚だったと思うし、とにかく気持ち良かったです。それでも、このプレッシャーはやっぱりすごい。久しぶりに味わいましたけど、これはすごいです。ただ、1号艇で舟券の対象になりやすかったと思うし、裏切ることだけはしたくなかったです」と振り返った。

 これで17年の第32回大会(住之江)以来2回目のグランプリ制覇を達成。8年ぶりの美酒については「長かったっす」とポツリ。苦しんだ時期もあったが、全てを乗り越えて再び黄金のヘルメットを戴冠した。それでも、レース直後は「仕上がりとか、課題の残る優勝でした。正直、運と流れで勝てた大会だと思います。枠番のおかげですね」とストイックに来年を見据えており、少しの甘えもなく、さらなる高みを目指す桐生の姿がそこにはあった。

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