【ボート】宮島 ワースト機を立て直した中辻博訓が今年V2「優勝戦が一番合っていた」

 「日本トーター賞」(10日、宮島)

 9月1節目の宮島ボートは、ドリーム1号艇の逃げから、予選1位、準優勝戦1着で優勝戦1号艇を勝ち取った中辻博訓(51)=福井・78期・A1=が、最後はインからコンマ17のスタートを決め、逃げ切って優勝。混戦で力強い足色を披露した武富智亮(佐賀)が2着、6コース戦の中田友也(埼玉)が3着に続き、3連単は6170円の好配当で決着した。

 最終日は明け方に警報が出るほどの雷雨だったが、4R以降は雨も上がり、風の影響もない穏やかなコンディション。満潮の前半レースでは事故が発生したが、潮が引いた後半レースは順当な流れ。優勝戦のS展示時は無風で、本番はホーム3メートルの向かい風が吹き2、3コースがスリットでへこんだが、インの中辻は動じることなく押し切った。

 現エンジンは9月いっぱいで使い納め。一年近く使用し、2連対率27%だった低調機の中辻だったが、整備で足を立て直し、予選最終日の4日目に連勝。トップに浮上し、ベテランの底力を見せつけた。前回Vは今年3月の三国で6コースからのまくり差し。人気を背負って今年V2を決めた中辻は、「みんながスタートを来ていなかったし、大丈夫だと思った。ペラを調整して優勝戦が一番合っていた」と余裕の表情。ドリーム、準優勝戦を含め、0台スタートは5回。抜群の安定感を誇るスタート力と、ダッシュ戦で強気に攻める姿勢で強力エンジンを寄せ付けず優勝した。

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