【ボート】134期やまとチャンプの小林甘寧が地元宮島で水神祭!「彼は広島支部の秘密兵器」と山口剛も素質に太鼓判
「一般戦」(12日、宮島)
宮島ボートのお盆レースが12日に開幕。広島支部のそうそうたるメンバーがそろった大会で、134期の小林甘寧(21)=広島・134期・B2=が初日4Rでデビュー初勝利を飾った。前検一番時計をマークし評判の足色だった小林は、6コースから電光石火のまくり差しで勝利。1号艇・横田茂(広島)と2号艇・上平真二(広島)の間に全速差しで切り込み、デビュー142走目にして歓喜のゴールを駆け抜けた。
やまとチャンプとして注目を浴びてデビューした小林だが、プロの道は厳しく険しい。同期が次々に初勝利を挙げる中、レースができない期間も経験した。そんな小林を支えていたのが支部長であり師匠でもある山口剛(広島)。「練習で山口さんに直接教えていただけたことは大きい。ペラを叩いて前検から伸びは良かったので、ここに入ってくれ、と思い切ってターンしました。教えていただいた旋回ができたと思います」と長い道のりを経て水神祭にたどり着いた。
師匠の山口剛は「彼は広島の秘密兵器。あれくらいのターンをしても驚かない。旋回力はすごいものを持っている。今までそれを公表しなかったのは、彼がプレッシャーに感じてはいけないから。まだ周りが見えてなくて、おっちょこちょいなところがあるので人間力を指導している」と厳しくも温かいまなざしで見守り、水神祭にも自ら参加し祝福した。
昨年7月の宮島では、小林と同期の長谷川暖(岡山)が小林の目の前で水神祭。1年後には長谷川の前で小林が水神祭。長谷川は「人の水神祭を見るのは初めて。それが同期だからより感動しました」と同期の勝利をたたえた。広島支部、岡山支部の有望株2人が目指すは次なるステージ。まずは、今節実績上位のメンバーを相手に共に予選突破を目指す。




