【ボート】ダービー出場へ勝負駆け!宮地元輝が3カドまくりで宮島3連続V
「ヤクルトカップ」(10日、宮島)
優勝戦が争われた。進入は13・2456の並び。準優勝戦に続き3カド戦に出た宮地元輝(38)=佐賀・100期・A1=がコンマ07のSでまくり一撃。5号艇の上條嘉嗣(大阪)と6号艇の北野輝季(愛知)で3周2Mまで壮絶な2着争いが繰り広げられ、北野が2着、上條が3着でゴール。1号艇の野口勝弘(愛知)は6着に敗れ、3連単は9030円をつけた。
スリット後にギューンと出て行き、コンマ04のトップSだったインの野口をあっさりまくり切った宮地は、「本当は1号艇で逃げたかったが、これもいいでしょ。3カドならまくる。差しはない。お客さんに分かりやすいレーサーでいたい」と一直線に攻める宮地らしいラストシーンとなった。
宮島ではこれで4回目のV。今節は22年4月以来と久々の参戦だったが、22年1月、4月に続く当地3連続V。「一般戦ばかりだから次は記念を勝ちたい。前に来た時より成長できている」とSG覇者となり、SGを主戦場とするレーサーにヴァージョンアップした姿を見せた。
24年はグランプリに出場し、25年はクラシック、オールスター、グランドチャンピオンとSGに出場。この後はオーシャンカップ、メモリアルとSG、G1戦線が続く。「ダービーの出場も決めて、SGに出続ける。しばらくこの暮らしを続けたい。今のところSGには出てるだけなので、チャレンジカップを獲って、惰性でグランプリに出る」と歯切れのいい宮地語録を連発。SGの合間の一般戦・ヤクルトカップを制し、タフマンを手に次なる真夏の決戦に挑む。




