【競輪】郡司浩平が5月平塚に続く今年5回目の記念優勝「外で勝負して優勝なので良かった」と笑顔
「水戸黄門賞・G3」(3日、取手)
郡司浩平(34)=神奈川・99期・SS=が、松井宏佑(神奈川)のまくりに乗って直線で外を突き抜けて1着。取手記念は20年以来2回目。G3は5月平塚以来26回目の優勝を決めた。2着は成田和也(福島)、3着は杉森輝大(茨城)。地元記念連覇を狙った吉田拓矢(茨城)は、主導権を奪うも9着に終わった。
郡司が今年5回目の記念優勝を達成した。決勝は地元記念連覇を目指した吉田が前受けから突っ張り先行。松井率いる南関勢は最終ホーム6番手から巻き返し。吉田後位から杉森が番手まくりで抵抗も、松井マークで脚を温存した郡司が直線で一気に突き抜けた。「思っているより余裕があった。外で勝負して優勝なので良かった」とレースを振り返った。
初日特選は松井マークで共倒れの7着。「緩んでいた気持ちが引き締まった」と2日目から3連勝で優勝と修正力の高さを発揮した。
今年のグランプリは地元の平塚。この優勝で賞金ランキングは4位浮上も、G1優勝で出場権を確定させるつもりだ。「G1は判断が遅れると命取り。初日のようなレースをしているとリカバリーできない。悔いなく大会が終われるように備えていく」ときっぱり。昨年2月の全日本選抜以来のG1優勝へ気合を入れ直した。




