【ボート】宮島一般戦 俺の走りを見ろ~!鈴木勝博が逃げ切り当地初V 大上卓人はあと一歩及ばず2着
「東洋観光グループ杯」(25日、宮島)
5日間開催の宮島ボート「第13回東洋観光グループ杯」は25日に最終日を迎え、晴天の日曜日に優勝戦が争われた。インからアウトまで多彩な攻めでオール2連対。予選1位、準優1着の鈴木勝博(42)=愛知・94期・A2=が優勝戦の1号艇。Sはコンマ18の5番手Sだったが、地元・大上卓人(広島)の全速ターンを受け止めて逃走。1月徳山、4月まるがめに続く今年V3。宮島で初、通算34回目の優勝を飾った。
コース争いに動きはなく、進入は枠なりの3対3。4号艇の林美憲(徳島)がここ一番でリング2本を交換し、チルト0・5の伸び仕様で臨んだがS遅れで不発に終わり6着。インの鈴木勝に対し、猛然と攻めて出たのは赤いカポックの大上だった。1Mを回った瞬間は大上が1艇身近く前にいたが、巧みに残した鈴木勝がバックで大上に並び、内から伸びて1周2Mを先行。大上は柳沢一(愛知)を回して差す形になり、鈴木勝が先頭に立ち、大上は一歩及ばず2着となった。レース直後の鈴木勝の第一声は「いやぁ、危なかった~」と大上のこん身のターンにヒヤリ。だが、節間を通してトップクラスだった足で最後も力でねじ伏せた。
5日間開催の今節は、毎日異なる気象条件。前検日の最高気温は27度で皆が回転不足で調整に追われ、準優日は土砂降りで急激に気温が低下。そんな中、どんなコンディションにも対応したのが鈴木勝だった。「前検日に乗った時は伸びだけでレースがしにくいと感じたが、すぐにペラがゾーンに入った。直線が良くて重いなりにターンでも押す。優勝戦も大上君の内からジワッと伸びたし、直線のアドバンテージが大きかった。いやぁ、でも彼はさすがです」と2連対率15%の低調機を立て直し、全速ターンで挑んできた地元の雄をたたえた。
新勝率は6・63でA1復帰。今年はV3と快調なペースだが「自分は年間に6回優勝したいとか言える選手ではない。全速Sを行くことだけを考えて、取れる時には取るって感じ」と今節は8走オール2連対で5勝。1月の徳山では10戦9勝Vだが「逃げるつもりだったが、ピットで当たっちゃった」と1号艇で2コースまくりV。4月まるがめも2コースまくりでの優勝で、宮島が準優、優勝戦の1号艇で逃げる王道Vとなった。
水上パレードではリクエストに応え、何度もポーズを決めてファンサービス。「クレイジーケンバンドの横山剣さんのポーズ。若い頃聞いていて、一度卒業したけど、バイクに乗るようになってまた最近聴いている。バイクに合うんですよ」とシブくてファンキーな一面を披露。今節の鈴木はまさに『俺の走りを見ろ~』のインパクト。力強い走りでシリーズを締めくくり、さわやかな笑顔で宮島をあとにした。





