「スピードクイーンメモリアル・プレミアムＧ１」（２３日、浜名湖）

　新設されたプレミアムＧ１も、いよいよ優勝戦を迎えます。１号艇を勝ち取ったのは（平高）奈菜（香川）ちゃん。でも私の狙いは（川野）芽唯（３８）＝福岡・１００期・Ａ１＝ちゃんです。

　準優勝戦は１号艇を手にしながらも２着に敗れてしまったが「展開も悪かったけど合ってなかった。波に負けてましたね」と悔しさいっぱいの表情で振り返っていました。

　でも、すぐに気持ちを入れ替えて「優勝戦に向けてはトルク感を求めていきます。整備も考えています」。トルク感が出るとスタートの足や、出足が良くなるそうです。優勝するために、最後の最後まで最善を尽くす構えです。

　今節は最速タイムも注目のひとつ。５日目が終わった時点で芽唯ちゃんの１分４７秒３がトップ。その辺は意識しているのか聞くと「意識はしているけど、タイムトライアルはしていない。タイムが出るコツはないけど、手前の向きを良くする、早めに握る、横流れさせない」。この３点に気を付けて走っている結果なんですね。今年は既に３場の最速タイムを出してます。勢いのままに、初代最速女王の座を手にしちゃってください。（ＪＬＣ専属解説者・徳増宏美）